2002年2月17日
Higashimatsuyama City Hall

ドイル・シェファー
Doyle Shafer

      日本に初めて来たのは1998年の夏でした。その前に高校で二年間日本語を勉強したので、けっこう通じると思いました。17歳で、高校の13人のグループとリーダーと一緒に来ました。ホームスティのお母さんと初めて会った時に、すぐ、私の日本語が全然ダメっていう事を思い知りました。とっても基本的な言葉しか喋れませんでした。お母さんは何を言っても分かりませんでした。日本人の普通の速さで日本語を聞いた事がなかったので、高校で習った言葉でも分かりませんでした。でもお母さんはとてもがまんづよく私の日本語をちゃんと聞いてくれたので問題はあまりありませんでした。そのよる、夕ご飯の後お父さんが仕事から帰ってきました。多分45歳ぐらいで、大変な仕事をしているように見えました。でもお父さんの日本語は全く分かりませんでした。私、「こんばんは」を言って、彼は「mmmgh」って言って。。。私が「っは?」と思ってしまいました。でもその時までに、バスとか電車とか道で聞いたおじいさんの日本語はけっこう分かりにくかったです。私は日本語が分からないかお父さんが日本語を喋れないかよく分かりませんでした。


    でも本当にビックリした事は、お父さんにたいしてのお母さんのふるまいかた。お父さんは(仕事から帰ってくると)私と挨拶して、テレビの前にあるテーブルの後ろにある大きな椅子に座って、お母さんはウェイトレスのように夕ご飯を用意しました。私は、また「っは?」と思って、「日本で夫婦って言うのはこんな事ですか?」と思いました。教科書で「日本では女は男の目下だ」って読んだけれど、よく考えませんでした。。。。日本の文化がとても好きですが、好きじゃない事が二つあります。それは女の人と男の人が同等ではないと言う事と、外国人と日本人の違いをこだわる事です。


     今インターンしてる会社でも女の人の状態は分かりきってます。課長はすべて男の人で、大事な仕事をしている女性が大変少ないです。女の人だと、お茶くみとかすることになっています。会社で男の人はまじめなグレージャケットを着て、女の人はスカイブルーのを着ます。この「スカイブルージャケット」でさえ、「大事な仕事ではなくて一般職の仕事」ということです。1月にフランス人の女性が自分の部にやってきました。僕は最初に気がつかなかったけれど、そのフランス人はスカイブルーのジャケットがイヤで男の人のグレージャケットを着ることにしたんです。皆に「どうして男のジャケットを着てるんだろう」と私は聞かれましたが、日本語ではっきり説明が出来なかったけれど、なぜって言うか良く分かりました。


     会社の食堂でも、男の人と女の人は別々に座って食べます。アメリカでそれはとても変です。友達に「なんで男と女が別々に食べる」って聞いた時、彼はちょっと考えて「日本では、男の人はすぐれていて,女の人はおとっているから」って言ったので、私まだ「っは?」と思って、「食べている時に優れてるか劣ったか関係がないでしょう?」


     日本に来たのはこれ3回目です。毎回、色々ないい経験をいっぱいします。また自分の大学でアメリカに勉強に来た日本人の夫婦とたくさん会いました。おもしろい男の人や結婚してから仕事を辞めてやさしくて面白い女の人。でも、奥さんと旦那さんその間で、立場は一緒ではありません。主人(上)と家内(下)って言う漢字ですね。それは日本でもどんどん少なくなっているんですけれど。。。まだ目立つんですよね。


    日本の未来がどうなるか楽しみにしてます。経済も良くなって、社交同等が増えながら、日本が今よりもっと魅力的な国になると思っております。