昔から、こういう話が伝えられています。
ある時、動物たちに
「来年から一年ごとに動物の名前をつけることにします。自分の名前をつけてほしい動物は十二月三十日の昼十二時に私の所に来なさい。早く着いた
この手紙を読んだ動物達は、
。。。私が一番に神様の所に行こう!。。。
と思って、十二月三十日になるのを楽しみにしていました。
でも、猫は神様の所に行く日を忘れてしまいました。
。。。困ったなあ。。。どうしよう。。。
そして、猫はねずみに聞くことにしました。でも、ねずみは
「それは十二月三十一日ですよ」
と、うそをついたんです。
牛は
。。。私は歩くのがおそい。どうしよう。。。
と色々考えました。そして、一番早く家を出ることにしました。
ねずみは
。。。ああ、一番目に神様の所に行きたいなあ。でも、私は小さいから、大変だ。
と思いました。
さて、やっと十二月三十日になりました。朝早く、牛は家を出ました。そこで、ネズミは牛の背中にピョンと乗ったんですが、牛は気がつきませんでした。そして、牛はぜんぜん休まないで一生懸命歩きました。だから、一番に神様の家の門の前に着いたんです。でも、その時ねずみは急いで、牛の背中からピョンと
ねずみ、牛、とら、うさぎ、たつ、へび、うま、ひつじ、さる、にわとり、いぬ、いのしし、
の十二ひきの動物の名前をつけました。
猫は十二月三十一日の昼の十二時に神様の所に着きました。ところが、神様の家にはだれもいなかったんです。不思議に思った猫は神様の家の
十二支に入れてもらえなかった猫はおこって、ねずみをおいかけました。それで、今でも、猫はねずみを見ると、おいかけると言われています。
単語リスト | ||
神様 deity | うそをつく to tell a lie | 背中 one's back |
順、順番 order | 名前をつける to name | 門番 gatekeeper |