読み物:日本昔話

5. 十二支 (じゅうにし)
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昔から、こういう話が伝えられています。

ある時、動物たちに神様 (かみさま) からこんな手紙が送られてきました。
    「来年から一年ごとに動物の名前をつけることにします。自分の名前をつけてほしい動物は十二月三十日の昼十二時に私の所に来なさい。早く着いた順番 (じゅんばん) に十二ひきの動物の名前をつけましょう。」
この手紙を読んだ動物達は、
    。。。私が一番に神様の所に行こう!。。。
と思って、十二月三十日になるのを楽しみにしていました。

でも、猫は神様の所に行く日を忘れてしまいました。
    。。。困ったなあ。。。どうしよう。。。
そして、猫はねずみに聞くことにしました。でも、ねずみは
    「それは十二月三十一日ですよ」
と、うそをついたんです。
牛は
    。。。私は歩くのがおそい。どうしよう。。。
と色々考えました。そして、一番早く家を出ることにしました。
ねずみは
    。。。ああ、一番目に神様の所に行きたいなあ。でも、私は小さいから、大変だ。走 (はし) って行ってもだめだろう。何かいい考えがないかな。。。ああ、牛の背中に乗っていけばいい!。。。
と思いました。

さて、やっと十二月三十日になりました。朝早く、牛は家を出ました。そこで、ネズミは牛の背中にピョンと乗ったんですが、牛は気がつきませんでした。そして、牛はぜんぜん休まないで一生懸命歩きました。だから、一番に神様の家の門の前に着いたんです。でも、その時ねずみは急いで、牛の背中からピョンと降 (お) りて、神様の所まで走って行きました。それで、ねずみが一番だったんです。神様は約束通 (やくそくどお) り、来た順番に
    ねずみ、牛、とら、うさぎ、たつ、へび、うま、ひつじ、さる、にわとり、いぬ、いのしし、
の十二ひきの動物の名前をつけました。

猫は十二月三十一日の昼の十二時に神様の所に着きました。ところが、神様の家にはだれもいなかったんです。不思議に思った猫は神様の家の門番 (もんばん) に聞いて、みんなが前の日に集まったことを知りました。それで、「猫年」という年はないんです。

十二支に入れてもらえなかった猫はおこって、ねずみをおいかけました。それで、今でも、猫はねずみを見ると、おいかけると言われています。

単語リスト
神様 deity うそをつく to tell a lie 背中 one's back
順、順番 order 名前をつける to name 門番 gatekeeper


Based on the reading, answer the following questions.

1.      本当 (ほんとう) ですか、うそですか:神様は、動物の名前を年の名前に使いたかった。
   
2.     動物達は、いつまでに神様の所に行くように言われましたか。
   
3.     本当ですか、うそですか:12ひきの動物が神様の所に行くように言われた。
   
4.     ねこは神様の所に行く日を忘れてしまいました。それで、だれに教えてもらいましたか。
      
5.     本当ですか、うそですか:歩くのに時間がかかるから、 牛 (うし) は家を朝早く出ました。
   
6.     ねずみはどうやって神様の所まで行きましたか。
   
   
   
   
7.     だれが一番に神様の所に着きましたか。
   
8.     だれがいのししのすぐ前に着きましたか。
   
9.     本当ですか、うそですか。さいご(last)に着いたのはいのししです。
   
10.    一番目の年は「ねずみ年 (どし) 」ですが、さいごの年は「ねこ年」です。
   
11.    どうして、いつも、ねこはねずみをおいかけるんですか。
   
   
   
   
12.    2013年は「へび年 (どし) 」ですが、2016年は何年 (なにどし) ですか。