銅像と噴水(どうぞうとふんすい)

 

 

 

 

 

 

 

by カイル・ゲッツ(小川神)

UTのキャンパスに、様々な噴水と像がある。人目に付きやすい場所に建っているいくつかの像は有名なテキサスとアメリカと南部連合国のリーダーのである。南部連合国の大統領であったジェファーソン・デービス、南部連合国軍司令官であったロバート・E・リー、アメリカ合衆国に加わる前のテキサス共和国の戦争の長官であったアルバート・ジョンストン、検事総長でテキサス州知事であったジェームス・S・ホッグ、南部連合国の郵便総局長であったジョン・レーガン、それに国際連盟の設立者であったウッドロー・ウィルソンの像である。そしてこれらの像の方に向き、米国初代大統領であったジョージ・ワシントンの像が前に立っている。1955年2月に建てられたワシントンの像は1775年7月3日に米革命軍の最高司令官に昇進したワシントンの姿をかたどっている。
 写真によく撮られているリトルフィールド噴水は、第一次世界大戦の三国協商の同盟国を助けに向かっている馬達の像が中にある。その馬達は艦首に乗った翼のあるコロンビア女神に手綱を引かれている。海軍と陸軍の2人の軍人がコロンビア女神の左右に立っている。第一次世界大戦の記念で、アメリカ南北戦争の北部と南部の和解のシンボルでもある。
 ぜひテキサス大学に来て、その像と噴水を観てほしい。どちらを観ようが、テキサスの歴史にふれていると感じるだろう。シックス・パック、つまりこの像と噴水の辺りへ行くにつけ、コロンビアの姿に畏怖を感じる。(2006年春)

 

 

 

 

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Last Modified: 12/31/2006