tschetter
会社で

 

 

 

エリック・チェッター
Eric Tschetter

 

The University of Tokyo, 2006 – 2008
Master's, Computer Science:
Multiagent Systems, Artificial Intelligence, Software Engineering

 

(2005) 私は大分県にあるイフコミュニケーションという会社に就職しました。本業は翻訳のはずなんですが、「翻訳・通訳担当」というタイトルが与えられて、翻訳に関わることなら何でも私の責任になります。つまり、営業マンとしての活躍も、翻訳者としての活躍もなんでもします。

イフコミュニケーションの会社自体は印刷物を作ることがメーンで、印刷物用の翻訳が主な翻訳内容です。印刷物用の翻訳というのは、キャッチコピーがほとんどで、見る側にきれいに伝わる表現ではなかったりすると印刷物が台無しになってしまうということから、日本語力だけでなく英語力も重要となる場合が多いです。どちらかと言えば、英語力のほうが重要ではないかというように思います。
この仕事はネット、というか偶然にみつけました。翻訳者として活躍をしようとしていくうちに、たまたま募集しているのを見つけて応募しただけです。日本に来ないで就職が決まるのはめったにないことだと思うので、ラッキーだと思っています。でも、ある程度日本語ができて、自主的に活動することや人間関係で頑張るという決心があるなら、誰でも仕事が見つけられると思います。

(August 1, 2007)
というのは翻訳者だった私です。しかし、翻訳者として活躍しているとプログラミングやアルゴリズムを懐かしく(恋しく?!)思っている自分に目が覚めて進学を目指しました。日本語の習得がまだ未完成だということで、できれば日本で進学したいと思いました。で、日本で進学するならば東大に挑戦しても損はないということで、今の担当教官と話をして受験したところ、なぜか受かりました。(文句は言わないけど、信じられませんでした)

ということで、翻訳者のエリックから東京大学の修士課程に挑戦しているエリックになって、毎日研究室で勉強や研究を行っています。主な活動は修士論文に向けての研究ですが、勉強会が幾つかあって日本語で議論するのはもちろん、日本語での発表もさせられています。(本当は喜んでしていますが、ばれたらもっと期待されるかもしれないので内緒にしといてください)

日本での修士課程は研究がメインというのは面白いところだと思います。つまり、アメリカなどでの修士課程はほとんど学部生より高度な「訓練」を行うという言い方が当てはまるかと思いますが、日本でやると自分のやりたい研究に専念することができます。ということで私は毎日自分のやりたいことに挑んでいる幸せものです。

I am currently working at IF Communications in Oita Prefecture. My title is Translation/Interpretation Coordinator and even though I was hired as a translator, I am involved in every aspect of the company that deals with translation. It is my responsibility to go out and sell my services to companies in the area as well as to actually provide them with the end product.

My company is largely involved in designing documents for print (pamphlets, flyers, etc), so I translate a lot of copywriting. The products my company prints are used to in marketing our clients'products/services, thus the image that my translation produces is more important than the actual words used. Often my translation will be significantly different than a literal translation of the Japanese. This type of translation requires that the translator be in tune with their target language and understand their audience.

**チェッターさんは、UTで勉強している時に、毎年テキサス州で行われるvideo日本語スピーチコンテストで一位になりました。また、日本語を勉強している人のために、英語で書かれたニュースをいくつも日本語に訳しました。チェッターさんが訳した物は、「ニュースと意見」というサイトにのっているので、読んでみてください。

 

last modified 2006年7月15日